現場日記の最後に「書類検査の写真に注目してください」とお伝えしてました覚えて頂いてるでしょうか。
検査時の机の上をよーくよーく見て頂くと・・・何か乗っているのが分かりますか?
そうです!この現場のジオラマです!! 我が社自慢の3Dプリンターを使って忠実に現場を再現しています。
今回の施工箇所はもちろん、周辺施設や重機、土のうまでも作っちゃいました!
これを打合せテーブルに置いておくことで、具体的に詳細に打合せが出来るのでとても役立っています。
前にも食い気味にお伝えしましたが、「イメージの共有」が日常で行える環境がここにはあります。
そして!3Dデータを活用して出来形管理も行っています。
1枚目と2枚目の数字が書き込まれている写真は、現在施工している樋管本体工を点群データから出来形計測したものです。
(そう、あの腕利きの職員が3Dスキャナーを使って採っていたのがこちら!)
そして2枚目の写真は、現況の地形データと施工中の樋管本体工を合わせたものです。
こうして実際の地形と合わせ見ると、元々の地形と構造物の位置関係が分かりやすくなりますね。
段階検査や中間検査にはこういった資料を使って行っています。
3Dを活用して「見える化」をすると、言葉で説明するよりも伝わりやすさが違います!
工事に関わる関係者の理解が促進されて、打合せが円滑になるのでとても助かっています。
樋管周辺の完成までの施工ステップです。
施工ステップは番号順の通りです。
写真は転圧管理に使用する設計データになります。
データの作成は我が社自慢のICT支援室で作成したものになります。
ここで設計データ作成時の大事なポイントを1つ紹介したいと思います。
「はっきりとした設計が固まるまでデータは作るべからず」です!
現場は生き物のため、思いがけない変更要素が出てくるのが常です。
当初設計の段階で作成し、変更要素が出た際は手戻り作業が発生します。
余談になりますが変更要素が出た際、支援室の反応がひんやりしてるような気が、、、(私の気のせいであってほしいです)
しっかりと現場照査を重ね、変更要素がないこと確認してからようやく設計データ作成に着手です。
個人的にはここ大事なポイントではないかと思っております。異論はやめてくださいね、、、
遂にCIM(完成パース)が完成しました。
CIMの活躍するシーンは様々あり、このページでは存分に活躍シーンを紹介したいと思います。
従来は図面データにより現場完成イメージを共有してきましたが、それでは各々で現場の理解度が変わってきます。
CIM(完成パース)を作成することにより多くの図面と睨めっこすることもなく、現場に従事する皆が簡単に現場の完成イメージを共有することができます。
食い気味に言わせてください「皆で現場の完成イメージを共有」ここ凄い大事です!
現場の理解度が深まることにより様々な検討を行い効率よく現場作業を進めることができます。イコール手戻り作業がなくなるんです!
「同じイメージの共有」言葉で言いますと簡単に聞こえますが、実際は実現が一番難しく大変なポイントでした。
CIMの活用により今まで苦労した現場完成イメージのバラつきが解消されました。
まさにCIMは建設業界の「技術の革新」と「現場の革命」!
より効率的に現場を進めることができそうです。第二弾の活躍シーンの紹介もお楽しみにしてお待ちください!
ICTとCIMをスタートするにあたり、我が社自慢のICT支援室の腕利きの職員による地上型レーザースキャナによる起工測量を行います。
いつもは照れくさくてなかなか素直に言えませんが、現場サイドは支援室の協力により助かってます。ありがとうございます!
今回使用しているレーザースキャナは自前の物です!レーザースキャナの価格は内緒ですよ!
レーザースキャナの取り扱いは慎重になりますよね、、、(みなさん価格はインターネットにて調べてみてください)
下の画像はレーザースキャナーでとった現況の3Dデータになります。綺麗ですよね!
点群データですが小さな点の集合体となり1点1点小さな点が座標を持っています。
現況の3DデータにICTとCIMのデータを重ねていきます。
今後、重ねることにより現場でどのように活用されるかお楽しみにしてください!!